「正義とは何か」 さまよう刃の感想
こんにちは。
そこら辺にいる学生のあやたかです。
今回紹介する小説⇩
図書館で借りてきて読みました。あたりでした!
あらすじ
妻を亡くし、その忘れ形見の娘と二人で暮らしている主人公の長峰。ある日長峰に悲劇が訪れる。娘が行方不明になり、その後死体で見つかった。娘を失い、失意のどん底にいる長峰に謎の人物から密告電話がかかってくる。その密告電話は、犯人二人の名前と、片方の犯人の住所を知らせるものだった。犯人を知った長峰は、憎悪の感情に突き動かされるまま、娘の復讐に乗り出す…て話。
まあ一行で説明すると、娘を殺された父親が、犯人たちを復讐するお話。
感想
まず読み初めて思ったことが、犯人達の行動、言動などが、胸糞悪すぎてほんとに気分悪くなりましたね。
読み終わった感想が、やるせない。ほんとにこの一言に尽きます。作中に登場するみんなが自分の正義を持っていて、その正義の刃とも言えるものを、ほんとに振りかざしていいのか、迷い葛藤しながら結末へと向かっていきます。この迷いと葛藤が、タイトルの「さまよう刃」てことなんじゃないかと思いましたね。
自分東野圭吾さんの小説読んだの初めてなんですけど、ほんとに心理描写がうまいと思った。被害者家族の心情が描かれるたび、ものすごく自分の心が締め付けられましたね。
考えさせられたこと
・少年法のありかた
・正義とは何か
この二つを読んだ後に考えましたね。
・少年法のあり方
自分この本で、少年法の考え方が変わりましたね。
前までは、まあ今のままでもいいかなと思ってたんですけど、今は少年法をまっさらにして、新しい法律を作った方がいいと思いましたね。
新しい法律というのは、とりあえず少年でも、刑の重さは原則成人と同じにして、新しい法律で少年の境遇などで情状酌量する基準になる法律を作ればいいと思いましたね。
・正義とは何か
自分は、正義か悪は人の感情が向けられて初めて生まれると思ってます。つまり客観的に見れば正義と悪なんて存在しません。正義と悪かなんてただの、一人の人間の主観でしかないから、色んな形があると思います。これが自分の中の正義とはの問いの答えですね。
まとめ
ほんとにね、この作品読んだ後は放心しましたね。wしかも深夜2時に。
まあ作品自体は凄く面白かったし、何より少年法などの考えが変わるぐらい、深く切り込んだ作品だと思いますね。
とにかく買って損無いので、ぜひ皆さん買ってみてください!
3月17日 読了
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