あやたかのお部屋

学生の雑記ブログ!

「歳をかけても得てものとは」夏へのトンネル さよならの出口の感想

こんにちは。

そこら辺にいる学生のあやたかです。

今回紹介する小説⇩

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読みました。まじで夏にやる映画が楽しみになった!ほんと面白かった!

 

ちょっと今回ネタバレ気味なので注意⇩

あらすじ

高校2年生の夏、塔野カオルはある都市伝説を耳にする。「ウラシマトンネルって知ってる?そこに入れば欲しいものが何でも手に入るんだけど、その代わり年を取っちゃうの…」。それを聞いた、その日の夜にカオルは偶然ウラシマトンネルらしきものを見つけた。ここに入れば死んだ妹を取り戻せるかもと思い、トンネルの調査を始めたカオルだったが、転校生の花城あんずに見つかってしまう。そこからお互いの欲しいものために、協力関係を結んで…て話。

一行で言うと 転校生と、入ると年を取ってしまうトンネルに、お互いの欲しいものを求めて、トンネルに挑んで行くお話。

感想

とにかく、面白いって言う感想がピッタリあう!心が震えるや、感動するや、泣けるとか、ほっこりするとかじゃなくて、ほんとに面白いって感想しか出てこなかった!

ほんとこの作品を読んでいたら、2時間が30分位に感じたよ。まるで作中に出てくるウラシマトンネルみたいに。w

でもほんとこの作品を読んで思うのはなね、失った物はどんな代償をかけても、もどらないんだなと思った。それでも、それとどう向き合い、どう乗り越えて行くかが、大切なんだとね感じたね。

てか八目さんの作品初めて読んだんだけど、恋愛要素のスパイスの使い方が本当うまいなと感じたし、ラストの疾走感がほんとに半端なかった!

考えたこと

この作品のテーマは、歳をかけても得たいものと、失った物は戻らないけど、それとどう向き合うかってことがテーマだとお思うんだよね。まあ後者は一回置いといて、前者は少し考えてみたんだけど、ほんと何も思いつかなかっただよね。だから後者のテーマには考えようないし、自分はまだ何か大事なものをかけてまで、ほしい失った物はないんだよね。いずれそれができたとしても、その時は上手く向き合えるといいななんて考えましたね。

まとめ

今までいい小説というのは、読んだ後に何も感想が出てこないほど、感情揺らしたり、衝撃を受けた作品がいい小説だと思っていたけど、この小説を読んで何か初歩的な事を思い出した気がする。それは、物語に吸い込まれて、時間を忘れるほど夢中になれるってものが、小説って言う娯楽って事を、思い出させてくれるような作品でした。

 

夏へのトンネル さよならの出口/八目 迷

3月18日 読了

夏へのトンネル さよならの出口url⇩

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